2019年12月04日

『かあさん、早くお家かえろうよ。』

(前回からの続き)

『やっと母さんに抱っこしてもらえた。母さん、早くお家帰ろう。』
きっと、〇〇くんは、こんなことを思ってたことだろう。

なのに、
『母さん、なんでまた僕をおろすの?しかも、さっき母さんが話してたおじちゃん、僕のことむっちゃ見てるんだけど…。』

「〇〇くん、すぐ終わるからね。」
ベッドに仰向けに寝かせてもらったものの、泣きながら足をバタバタ。お母さんは〇〇くんの横で、「〇〇、大丈夫だよ!見てもらおうね。」

落ち着いたところで状態をチェックしてみると、頚椎1番が、ある一定方向にうまく動かなくなっていた。
「こうやって足伸ばした時、左足若干短いのわかりますか?」

「あっ、ホントや」

「それでね。この部分をこの方向に刺激してあげると、足の長さそろいますよねぇ。他の方向もやってみますよ。… …。ねっ、この方向だけそろうでしょ。赤ちゃんの場合は、この道具つかって、動き作るからね。」

パチン。
〇〇くん、びっくりしてまたもや大泣き。

しばらく、お母さんに抱っこしてもらって落ち着いたところで、
「ほら、これで足の左右差なくなったでしょ。どの方向から、チェックしても大丈夫。これで、首の動きは、すべての方向に動けるようになったからね。さあ、次は、頭蓋の動きを見てみよう。」

5ヶ月の赤ちゃんでも、頭蓋縫合の動きの制限がある場所は皮膚の状態が硬くなっていた。
硬い部分を、軽く刺激して緩めたあと、後はきれいに呼吸が感じられるまで待つ。

「〇〇くんも、ぐっすり寝れへんからしんどかったなぁ。」と話しかけながら、頭蓋が開くのを待つ。途中、ぐずろうとしたら、お母さんに抱っこしてもらうなどしながらも、頭蓋も動きがしっかりと確認できたので終了。

「これで、早ければ今日から、〇〇くんの夜泣きが減ると思うよ。次回10日を目安できてみて!」

次回に続く
posted by 中南重幸 at 16:49| Comment(0) | 夜泣き、向き癖